アメリカ大統領選挙が終了しました。
高校生のクラスでサマリーを作る練習をするのですが、選挙が盛り上がりを見せている期間中、大統領選関連のネタを題材に練習をしていました。あ、英語の授業のことです。
当然、サマリーを作る前に元ネタをしっかりと読み込む必要があるのですが、リーディング、ライティングの前に、選挙のルールや過去の主だった大統領選にまつわる出来事について、知識として読者は持ち合わせているであろう前提で書かれていることが多いんですね。
アメリカメディアの場合です。
世界に向けて発信しているとは言え、おそらく読者の大多数はアメリカ人なのでしょうから、確かに当たり前と言えば当たり前なのか。
(いや、アメリカ人だからってみんな知っていることなのか?そういうことでもない気がします。)
だから、英語の授業でありながら、大統領選の解説やケネディー暗殺事件、ウォーターゲート事件、2000年のブッシュVSゴア戦の混乱などの説明をしていました。
で、改めて気がついたのですが、こういうこと、実は習うこともないなと。
日本の高校で世界史やってたら習うのか。とは言え、選挙制度や2000年のゴタゴタなんかはやらんだろうと。
では、習わないから知らなくて良いのかというと、知っていたほうが良い、というか教養として持ち合わせているべきだろとうという思いが強くあります。だって、大学受験するわけですから。
通ってくれている生徒には、英語のクラスとは言え、こういう機会でこういう話ができるのですが、やっぱり世の高校生みなさんがある程度関心を持って身につけていくべき教養なんだろうと思っています。
なるほど、メディアが発信する情報を理解するためには、読者自身の教養が必要だということなんだよな。
なにかと「わかりやすい」ということが求められるご時世ですが、「理解できるようにあなたがこちらに合わせなさい」というスタンスも必要だろうと。社会ってそういう場所だしね。
じゃあ、どうやって知る機会を得るのか?
やはり、自分から能動的に求めるしかないですよね。
ということは、こんなエラそうなこと言うからには、先生自身の探究力ってのが試されるわけで、インプットをし続ける人間でなければならないということです。
我々の仕事はそう言う仕事なんですよ。
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