落ち葉の量も増え、少しずつ冬の足音が聞こえてきそうな季節になってまいりました。
しかしまだまだ芸術の秋、西洋美術史ダイジェスト講座 第三回のお知らせです。
西洋美術史ダイジェスト講座第二回目もご好評のうちに終了し、いよいよ次回は日本でもファンの多いラファエル前派、印象派、そしてポスト印象派が登場します。
特定の美術傾向や運動が生まれた歴史的な流れ、社会的時代背景、そして代表的な画家の人生などを紐解いていくと、美術鑑賞はより味わい深く、有意義なものとなります。
この機会にぜひ、美術について一緒に学んでみませんか?
*今回の講座内容
1. 新古典主義とロマン主義
パリ、ルーブル宮殿の一室サロン・カレの展示会にて、二大美術勢力が激突、美術と美しさのあり方について、議論が繰り広げられます
それぞれの派閥の主張と議論の内容、そしてその成り行きはどのようなものだったのでしょう?
2. ラファエル前派
フランスで新古典主義とロマン主義の戦いが起きていた頃、アカデミー芸術に異を唱えるべく、英国で3人の芸術家が始めたラファエル前派とは?
その信念と様式とは?
3. 写実主義と象徴主義
新古典主義とロマン主義の戦いの最中に登場した新たな芸術運動、写実主義と象徴主義とは?
それらを代表する芸術家とは?そしてそれは以後の美術史にどのように影響して行ったのでしょう?
4. 印象派
ルネサンス以降西洋美術において続いてきた、立体写実表現に一石を投じた印象派とは?
印象派が起こるきっかけとなった、一人の前衛画家とは?印象派として活躍した画家とは?また、当時の評価は?
5. 新印象派
印象派の技法を科学的に理論づけ、進化させた様式を推し進めた新印象派とは?
6. ポスト印象派
印象派が切り開いた新境地から、さらなる絵画の可能性を研究していった3人の画家とは?
ポスト印象派とされる彼らの作品群、そして表現しようとしたものとは?
彼らの偉業は、後世にどのような影響を残したのでしょう?
と、またしても盛りだくさんでお送りする予定です。どうぞお楽しみに!
時間:午前10時〜12時ごろまでを予定
会場:講師宅(Frankfurt Rebstock地域、トラム17番またはバス34番50番沿線 詳細はお申し込み後にお知らせいたします)
参加費:一名様1回につき €20 カラー資料込み
回数券 2回分 €39 4回分 €75 6回分 €110
※回数券は今後の美術史講座、美術館での鑑賞会、映画鑑賞会へのいずれへもご利用いただけます。複数回数券は初回購入時にご一括購入、ご購入者様ご本人のみご利用可能
*講師* 高野 恵美子
イラストレーター。ドイツ国立オッフェンバッハ造形大学卒業。
日本カルチャーをベースにした作風で、主にキャラクターデザインや似顔絵などの仕事をする傍ら、ドイツの若者向けのマンガイラスト講座の開講など、日本文化の紹介と普及の為積極的に活動。文化においての日欧相互理解の一助となる事を目指し、本講座の開講を決心。
キャラクターデザイナーならではの視点で、時代背景や作家一人一人の人生に掘り下げ、楽しくご紹介できるよう、日々研究を続けています!
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お申し込みご希望の方は、数行で構いませんのでメールにてお知らせください。
みなさまのヨーロッパ生活に、感性豊かな彩りを添えるお手伝いをできれば何よりです。
ご参加を心よりお待ちしております。
e-artclub@takano.de