高校生の英語クラスでは、ライティングの学習を中心にやっています。
今日は、ちょっと授業での学習内容に触れていきます。

みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
結構良い思考トレーニングになると思います。


Opinion-Based Writing Practice: Urban Development

Part 1 :

Read the following passage carefully:
The Mixed Blessings of High-Density Housing
Urban areas globally are facing a housing crisis, often leading to a push for high-density
residential development (HDRD), such as apartment blocks and townhouses, near city
centers and transit hubs. Proponents argue this strategy is essential for sustainability—
reducing commute times, decreasing reliance on private cars, and efficiently utilizing
existing infrastructure. They also point to increased affordability by maximizing the number
of units on expensive land. However, critics often raise concerns about the resulting
changes to neighborhood character, potential strain on local resources like schools and
parks, and the loss of green space. There is a continuous debate on how to balance the
clear need for more housing with the preservation of existing community quality of life.


Part 2:

In a well-developed paragraph (approximately 150-200 words), state your opinion on
the central conflict presented in the passage: the necessity of high-density housing
versus the preservation of existing community character and resources.

Your response must:

1. Clearly state your position (e.g., Do you strongly favor HDRD, strongly favor preserving
existing communities, or advocate for a balanced approach?).

2. Use evidence from the passage to acknowledge one point of view.

3. Provide at least one original supporting reason that reflects your personal perspective
(e.g., your own experience, a specific value, or a unique logical argument).



どういうネタかというと、パート１のパラグラフを読んで、立場を明確にし、文章中の意見を参照しつつ、「housing crisis」を解決するための自身のアイデアを書くという問題です。

TOEFL-iBTの「Academic Discussion」のようなものです。
というか、そのための練習です。

基本的には、練習においては本番の問題よりハードなものでトレーニングするべきだと思っているので、ちょっと難度を上げています。

サマライズする力と、説得力のある説明をする練習です。

この文章のサマリーは容易なので大きな問題にはならないですが、問題は立場を明確にして、説得力のあるアイデアを出して、ロジカルに説明するという部分です。

こういうトピックの場合、国民性なのか、どうしても「フワっとした」意見を書きがちなのですが、結局何も言っていないエッセイになることが少なくありません。

例えば、「環境に配慮した」「コミュニティーとの融和を図れるような」と言った、耳障りの良い言葉を配することで終わってしまいがちです。

ここで求められるのは、「環境に配慮する」しつつ都市部の住宅供給の問題を解決するためには具体的にどうするのかという論理的な説明です。「コミュニティーとの融和」にしても同じです。

いずれにせよ、「「Housing Crisis」の解決につながる提案になっている必要があるので、一歩二歩踏み込んでアイデアを説明していくことが大切だということになります。

英語で書けるということも大切ですが、実はアイデアが出ないと書けないので、そこを鍛えることも忘れてはいけないと思っています。

こういうのを毎週継続的にやっていると力が付きますよ。


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